台風の備え|接近前・通過中にやるべきことリスト【停電・浸水対策】
台風は、進路や接近時刻をある程度予測できる数少ない災害です。「来る前の準備」で被害を大きく減らせるのが台風対策の最大のポイント。接近前にやること、避難のタイミング、通過中の行動を、チェックリスト形式でまとめました。

台風は「予測できる災害」だから備えが効く
台風は、地震と違って進路や接近時刻をある程度予測できる、数少ない災害です。だからこそ「来る前の準備」で被害を大きく減らせます。警戒すべきは、暴風・大雨・高潮の3つ。近年は勢力を保ったまま上陸する台風や、「線状降水帯」による記録的大雨も増えています。
台風で起きる主なリスク
| 要因 | 主な被害 |
|---|---|
| 暴風 | 飛来物による窓ガラスの破損、看板・屋根の飛散、停電 |
| 大雨 | 河川の氾濫、内水氾濫、土砂災害、道路冠水 |
| 高潮・高波 | 沿岸部の浸水、防波堤を越える波 |
| 長時間の停電・断水 | 冷蔵庫・エアコン停止、スマホ充電切れ、水の確保困難 |
接近する前にやること(前日〜数日前)
屋外の備え
- ベランダ・庭の飛びそうな物(植木鉢・物干し竿など)を室内へ
- 雨戸やシャッターを閉める。ない窓は飛散防止フィルムや養生テープを
- 側溝・排水口の掃除で水はけを良くする
停電・断水への備え
- スマホ・モバイルバッテリーを満充電に
- 浴槽に水をためる(トイレ用の生活用水になる)
- 飲料水・すぐ食べられる食料・明かりを再確認
停電が長引きそうなときは、冷蔵庫の保冷や照明のためにポータブル電源があると安心です。
情報と避難の準備
- ハザードマップで自宅の浸水・土砂リスクを確認(ハザードマップの見方)
- 避難場所と避難のタイミングを家族で共有
- 気象情報・自治体の「警戒レベル」をこまめに確認
警戒レベルと避難のタイミング
| 警戒レベル | とるべき行動 |
|---|---|
| レベル3 高齢者等避難 | 高齢者・体の不自由な方とその支援者は避難開始 |
| レベル4 避難指示 | 全員避難。危険な場所から全員が立ち退く |
| レベル5 緊急安全確保 | すでに災害発生。命を守る最善の行動を(垂直避難など) |
レベル4で必ず避難。レベル5は「もう手遅れかもしれない」段階です。暗くなる前・雨風が強まる前の、早めの行動を。
通過中の行動
- 外に出ない。用水路・田んぼの様子を見に行かない(毎年の死亡事故原因)
- 窓から離れる。強風時は雨戸のない部屋を避ける
- 浸水が始まったら無理に外へ出ず、建物の上階へ(垂直避難)
- 車の運転は避ける。冠水路は水深30cmでもエンジン停止・流されの危険
台風シーズンにそろえたい備え
持ち出しが必要な場合に備え、非常用持ち出し袋も玄関に用意しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
台風のとき、窓ガラスの対策は養生テープで十分ですか?
養生テープは飛散を多少抑えますが、割れを完全に防ぐものではありません。雨戸・シャッターを閉めるのが最も有効です。窓のない部屋に移動し、窓から離れて過ごすことも大切です。
停電に備えて、まず用意すべきものは何ですか?
スマホの充電を保つモバイルバッテリー(満充電)と、明かり(LEDランタン)が最優先です。停電が長引く地域では、冷蔵庫や扇風機も動かせるポータブル電源があるとより安心です。
避難はいつ始めればいいですか?
自治体が発表する警戒レベル4「避難指示」で全員避難が原則です。ただし、浸水想定区域や土砂災害警戒区域では、レベル3の段階や、雨風が強まる前の明るいうちに早めに動くのが安全です。
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参考・出典:内閣府 防災情報のページ/気象庁・各自治体の防災情報