南海トラフ地震の備え|今すぐやるべき7つのこと
政府の地震調査研究推進本部によれば、南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率は約70〜80%。静岡から宮崎までの広い範囲で強い揺れと巨大津波が想定される、国内最大級の脅威です。「まだ先」ではなく「いつ来てもおかしくない」前提で、今できる備えを始めましょう。
- 今後30年で発生確率は約70〜80%
- まず①家具固定 ②水・食料 ③簡易トイレ
- 強い揺れの後は津波警報を待たず高台へ

南海トラフ地震で想定される被害
内閣府の想定(2012年公表)では、最悪の場合約32万人の死者が出るとされ、その多くが津波によるものです。加えて、広域での建物倒壊、火災、長期の停電・断水、物流の停止が予想されます。被災範囲が広いため、公的支援(公助)がすぐに行き届かない可能性が高いのが特徴です。
過去の巨大地震に学ぶ(実例と教訓)
南海トラフ地震への備えは、近年の災害が具体的に教えてくれます。
- 東日本大震災(2011):死者・行方不明 約2.2万人で、被害の多くは津波。「強い揺れ・長い揺れの後は、警報を待たず高台へ」が鉄則になりました。
- 能登半島地震(2024):断水が長期化し、道路の寸断で集落が孤立。「支援はすぐ届かない」前提で、水・簡易トイレ・食料を多め・長め(できれば7日分)に備える必要性が示されました。
近年の災害の全体像は近年の日本の大災害と教訓【年表】で解説しています。
今すぐやるべき7つの備え
① 家具・家電を固定する
地震のけがの多くは家具の転倒・落下が原因です。突っ張り棒やL字金具で固定するだけで、寝室が安全空間になります。今日できる、最も費用対効果の高い対策です。

② 水・食料を最低3日分(できれば7日分)備える
水は1人1日3リットルが目安。非常食は普段の食品を多めに買って使いながら補充する「ローリングストック」が続けやすい方法です。詳しくは非常食の選び方をご覧ください。
③ 簡易トイレを用意する
断水すると水洗トイレは使えません。凝固剤付きの携帯トイレを1人50回分以上、備えておきましょう。
④ 停電に備えて電源を確保する
スマホは災害時の命綱。モバイルバッテリーは常に満充電に。長期停電に備えるならポータブル電源+ソーラーパネルが心強い味方です。
⑤ ハザードマップで避難先を確認する
自宅・職場・通学路の津波・浸水リスクを、国土交通省「重ねるハザードマップ」で確認しましょう。避難場所と、そこまでの経路を家族で歩いておくと安心です。
⑥ 家族の連絡手段・集合場所を決める
災害時は電話がつながりにくくなります。災害用伝言ダイヤル(171)やSNSの使い方、集合場所を家族で共有しておきましょう。
⑦ 非常用持ち出し袋を玄関に置く
すぐに避難できるよう、最低限をまとめた持ち出し袋を用意します。
津波から命を守る行動
沿岸部・河口付近で強い揺れや長い揺れを感じたら、津波警報を待たず、ただちに高台へ避難してください。「遠くより高く」が原則です。一度避難したら、警報・注意報が解除されるまで戻らないことが重要です。
まとめ
あなたの備えが今どのくらいできているか、防災チェックリストで点数化して確認できます。
よくある質問(FAQ)
南海トラフ地震はいつ起きますか?
政府の長期評価では今後30年以内に約70〜80%とされますが、正確な予測は困難です。「いつ来てもおかしくない」前提で備えることが大切です。
津波からはどう逃げればいい?
沿岸で強い揺れや長い揺れを感じたら、警報を待たずただちに高台へ避難します。「遠くより高く」が原則で、一度避難したら解除まで戻らないことが重要です。
まず何から備えればいい?
①家具の固定 ②水・食料 ③簡易トイレ の順がおすすめです。特に家具固定は今日できて効果の高い対策です。
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